バンコクに行きタイ

タイ・バンコクの旅行記などを中心に書いています(・∀・)

バンコク中心地での爆発テロ事件の続報

17日に起きた エクスプロウジョン・イン・バンコック

 

現在までの情報をまとめると、

 

17日:ラチャープラソン交差点「エラワン廟」で爆発、死者20名、負傷者125名

 

18日:サパーンタクシン駅の船着場(サトーン)で水中爆発、負傷者なし

但し、これは高架橋から投げ込まれた爆弾が、目測を誤り水中に落ちただけで不幸中の幸いだった可能性が高い

(後日報:防犯カメラ映像から、爆弾が投げ込まれたのではなく、前日橋の上から包みを川に蹴り落とす青シャツの男がいることが判明)

この際に使用された爆弾は前日エラワン廟のものと類似点が多いという

 

19日:スクンビット通り:ナナ駅近くで不審物が発見される

爆発処理班が確認したところ、中身はダンボールをビニールで巻いただけのもの

 

同じく19日、

タイ国家警察は「バックパックの男」のスケッチを公開し、逮捕に結びつく有力情報には100万バーツの懸賞金をかけ市民に協力を呼びかけている。

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各所に取り付けられた監視カメラの映像を解析した結果、容疑者は徒歩で400mほど離れたところまで移動し、そこでバイタク(バイクタクシー)に乗りルンピニ公園に移動、その後タクシーに乗り換え空港へ向かったなどの証言もあり、すでに国外逃亡している可能性もあるとの見方もされている。

 

容疑者を乗せたバイタクの運転手によると

「中東系の容姿の男でタイ語も英語も話さなかった」

「行き先のルンピニパークと書かれた紙を手渡してきた」

「容疑者は、乗車中、携帯電話で話していたがタイ語でも英語でもなく何語かは分からない」

 

 

更に映像の解析を進めた結果、容疑者の当日の足取りが判明。

男は爆発の20分前にトゥクトゥク(3輪自動車)で爆発現場近くのホテル前に到着した。

爆発の5分前にエラワン廟の敷地の中に入って、最初は出入り口近くの柵縁に座る。

その後移動しバックパックを肩から外すが、この際に2名の男たちが前に立ち、まるで周囲から隠すようにしていたことも判明。

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特に白いシャツの男の方は、バックバックの男が到着した時点で、わざわざ後ろを振り返って確認しているように見える。

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容疑者はその後、携帯電話を操作しながら現場から離れ、約3分後に爆発が起きた。

 

タイ警察はこの2名も共犯者の可能性が高いとみて行方を追っている。

 

追記:

タイ警察は20日夜になって、この見解を全面撤回。

2名が出頭し聴取の結果、無実の観光客とそのガイドだったことが判明したと報道官が認めた。

 

また2件目のサトーン船着場の爆発前日に、橋の上で周囲を警戒するそ振りをしながら手荷物を足元に置き川に蹴り落とす不審な動きをしていた青いシャツにジーンズの男が防犯カメラに写っていたことが判明、行方を追っている。

 

タイ警察は、軍事政権への反対勢力を含めすべての可能性を排除していないが、タイ南部のイスラム過激派やタクシン派(赤シャツ)とは行動様式が異なるとの見方をしている。

 

 

タイ軍事政権は先月、中国ウイグル自治区から不法入国したウイグル族109人を中国に強制送還した。

 

中国政府の弾圧によりウイグル族が他国(主にトルコや他イスラム系国家)の亡命を求めたものだったが、タイ政府としても第3国に行くための経由地としてタイに不法入国したウイグル族を見逃すことは困難なことと、中国政府から強制送還の要請があったことに対応したものであったが、その後トルコにあるタイ大使館がデモ隊に襲撃されたりというトラブルが起き、駐タイ中国大使館はその時点から報復テロを警戒していた節があるとのこと。

 

この強制送還による報復の可能性もあることから、イスラム教徒のウイグル族も捜査対象にしている。

 

そして今回のテロが観光地、特に中国人を標的にしている可能性もあるとみて、バンコクの中華街やアジアティークなどの観光地を視察し、警戒を強めている。

 

overseas.hatenadiary.jp

  

タイの治安当局はバンコク80カ所に検問所を設けて警備を強化。

 

各デパートでも入り口で手荷物検査をするなどの厳戒態勢を一層強めている。

 

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