台風一過の翌日にはグルメ探索を再開
さて、台風が過ぎ去った翌日、
台風一過で快晴の空が!!
といきたいところですが、
残念ながら、そこまでではなく、
雲が多い空模様ながらも、取り合えず雨の心配はなさそうです。
でも油断してると、
雲の間から異様な形のオスプレイが見えたりするから気をつけないとですね。
前に目撃しましたよ!
ちょうど調布飛行場の事故を毎日テレビで報道してるので、ちょっと過敏になります。
今日のお店は、
肉マースソバマサミ
塩屋まーすやーで既に学習された方は、マースが塩を意味することはお分かりでしょう、
そうです、ココは塩チャーシューラーメン店であります。
それにしても沖縄で美味しい塩ラーメンなんて、
ひと昔前では考えられなかった...( ¨)遠い目
安里駅から徒歩数分だったので、テクテク歩いて行ってみました。
塩ラーメンと云えば函館が定番ですが(函館の食堂でラーメンと書かれたものを頼むとデフォルトで塩ラーメンが出てきます、コレ定説)
果たして沖縄の塩ラーメンはどうでしょう!
お店の暖簾をくぐる前に、既に行列が・・・
店内7席のみで、同じ店内の順番待ち用の椅子も4つだけ・・
マスターが1人で丁寧に仕事してる店
作るのは一度に器2つまで・・従って時間がかかる
この状態では、行列は必死
夏場の炎天下ではさぞかし辛いことでしょう。
話は変わりますが、沖縄の夏がとてつもない灼熱地獄であると想像されてる方も多いかもしれません。
しかし、本当の地獄なのは東京です。
土がないコンクリートジャングルの照り返しと、アスファルトが蓄熱することで陽が落ちてもなかなか温度が下がらない。
オマケにエアコン室外機からは生暖かい温風が排気され、ほぼ都市全体がサウナに近い現象に。
本来は東京湾から吹く風に熱気が流され、という形になるべきところ、汐留に乱立した超高層ビル群が都心に吹くべき海風をがっちりブロックする。
空気は淀み、ますます熱せられ中の人たちは茹でガエル。
ああ、あなたも私も茹でガエル。。
フライパンの上で熱せられてるような感じ!、といえば分かるかな?
こんな生き地獄に比べれば、沖縄の夏は、まだ自然に由来する暑さ。
風もあるので耐えられます。
これはジョークではなく、何度も経験した上での事実であります。
皆んなが大好きなハワイだってそうですよね!
日中は日差しがあっても風が強くてあまり実感ないまま、夜ホテルで肌が真っ赤になってヒリヒリしてビックリ! みたいな(笑)
ちと脱線しました・・
と、こういう状況なので沖縄の夏は東京よりマシなのですが、そうはさりとて夏場に店外で汗しながら行列に並ぶのは、何があっても美味しいラーメンを食べるという強い意志が求められる。
メニューは、あっさり、ふつう、こってりのだんご3兄弟
もう一つスペシャルというのがあるのですが、全部入りかと思いきや、
なぜか肉を減らし味玉入り(以前はワカメも入ってた模様)にして、
通常メニューと同じ値段 ¥800 に据え置くという極めて珍しい発想。
普通であれば、肉を減らさず味玉入りプラス海苔、ワカメとかで全部入りにして値段を高く設定する。
旅行客や初見の人は、せっかく来たんだからと「全部入り」に流れるのに。
普通のラーメンと同じ800円に抑えるべきという、どうしても譲れない家訓か何かがあるのでしょうか?
そんな疑問は置いといて、、
せっかくなのでスペシャルを頼んでみました
お味の方は、澄んだスープの塩味がほど良く、深みもあります。
ダシには香味野菜の風味、ニンニクやエビの香りもほのかに感じる。
かなり白っぽい麺が珍しいが、しっかりコシはある。
この麺、ちょっと不思議な感じ、ソーキそばに使う灰汁なんかも使ってたりするかなぁ?
いや麺は小麦粉なんで元々は白いの分かるんだけど、普通かんすい使うから黄色くなるのに白いままなので。
中華麺が黄色なのは、使用する卵によるものではなく、アルカリ性であるかんすいと小麦粉の成分が反応して発色するものです。
よくたまご麺などと言いますが、卵だけで黄色くなるとすれば一体どれだけ大量に入れる必要があるんだ、という話です。
以上、ミニ知識でした。
チャーシューは、写真ではあまり入ってないように見えるけど、山盛りのネギの下に沈んでるだけで、ケバブのように塊から切り落とした小さいが厚みのあるのが何切れか入ってる。
山盛りネギは、ネギとカイワレ大根を混ぜたもの。
初めて見る組み合わせだし単なるパフォーマンス系かと軽視していたが、カイワレのシャキシャキ感とツンと鼻に抜ける香りがネギとマッチして結構これは合う。
それから感心したのはメンマ。
現在、日本で流通しているメンマはほぼ100%近くが中国産ですが、たまに漂白剤臭がするものも多いのが実情です。
しかし、ここで使ってるのは、細いながら余計な匂いのしないメンマで、全体のバランスを邪魔していません。
営業時間は3時間のみ(11:30〜14:30)という短期決戦の上に美味しいから、いつ行っても行列は免れない可能性が大です。
マスター1人で、しかも仕込みの時間なども考えれば、ベストな状態で料理を作るにはこの営業時間に絞ってるというこだわりのお店なのかも。