タイではエビで何を釣る? 日本人とエビについての考察
いうまでもなく、日本人はエビが大好きです。
エビフライ、エビ天、お寿司にみそ汁、最近ではエビ出汁ラーメンまで。
かっぱえびせんやせんべいなど何気にお菓子も多いです。
そして、それを支えるのが東南アジアでの養殖です。
今やエビの輸入割合は90%超にまで上ります。
ということはほとんどの場合、エビは輸入された養殖モノとなるわけです。
輸入先はタイ、ベトナム、インドネシア、インド、中国
養殖技術の向上で安定供給できるようになり値段も手頃になった経緯がある反面、2013〜2014年には東南アジアでエビの病気が蔓延して生産量が大きく落ち込んだことが報じられました。
なんでもウイルス性の病気とのことで、やはり狭い池で大量に養殖することにより過剰なストレスがかかることが原因と目されているようです。
さて、輸入元のタイですが、
エビの本場ならではの料理の数々が揃っています。
- トムヤンクン
- クンパオ(エビ焼き)
- クンオップセン(エビと春雨蒸し)
- ヤムウンセン(エビ春雨サラダ)
- 川エビの唐揚げ
- パッタイ
タイがエビの養殖大国ならば、日本はエビの消費大国
でもね、
個人ベースの消費量を考えるとタイの人の方がたくさん食べてるんじゃないだろうか。
タイの人口が日本の約半分だからトータルで考えれば日本の方が消費してるのは確かなのかもしれませんが。
この二つの国を考えた場合、大きな違いは人口ピラミッドの構成です。
日本は老齢人口が多い逆三角形になってきているのに対し、タイはまだ健全な三角形。
ここ最近は、少子高齢化、晩婚化などが取りざたされるようになり始めているタイ、でも人口が減少に転じるのは2040〜2050年頃からと言われています。
誰でも老いていくもので避けることはできません。
食べる量も減っていきます。
タイが、エビの消費大国としての日本への売り上げを維持するには、元々エビ好きで良いイメージを持っている日本人にもっとエビを浸透させる必要がありそうです。
なぜか日本では高額なタイ料理(現地のものを持って来れば当たり前ですが)!
タイ国政府観光協会あたりが先導して、
日本にもっと手軽においしいエビ料理があることを伝道しよう!
大丈夫、中華だってバーミヤンとかで安く食べられる。
タイ料理だって頑張ればきっと不可能ではないはず!
タイ料理、いやその中のエビ料理だけでも、もっともっと日本に浸透させよう!
中華料理並みに根付かせよう。
ん、
これってどっちのメリット?
これを人はこう呼ぶ
腐っても鯛!
いや、間違った!
海老で鯛を釣る!