タイ バンコクの中心部で爆発テロ発生、考えられる3つの可能性
このところ気分良く楽しい沖縄旅行記を書いてた途中ですが、、、
バンコクを冠したブログをやっている以上、避けては通れないことが起きてしまったので、今回はインタラプトすることに決めました。
8月17日 現地時間19時過ぎに起きたバンコク繁華街での爆発テロ。
当初、爆弾は止まっていたバイクに仕掛けられた可能性が高いとの報道だったが、後に監視カメラの映像からバックパックを置いて立ち去る不審者が見つかった。
現段階で、死者20名、負傷者125名の大惨事となってしまった。
他にも爆発していない爆弾2つが見つかったとのこと。
現場は、過去にもデモ隊の集結エリアだったり、セントラルワールドの焼き討ちや近くのBig Cで爆発があったこともあるエリア。
BTSチットロム駅からセントラルワールドに向かう途中エラワンの祠そばのラーチャプラソン交差点。
この場所であることに何らかの意図があるのかどうか。
---在タイ日本国大使館からのお知らせ---
爆発事案に関する注意喚起(2015年8月17日現在)
17日夕刻、バンコク都内中心部の「ラーチャプラソン交差点」付近で、死傷者を伴う爆発事案が発生しました。
今後も不測の事態が発生する可能性も排除できませんので、外出する際には、十分注意して下さい。
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軍事暫定政権のプラウィット国防相は「タイの経済と観光への打撃を狙ったテロ」と発表したが、いったい首謀者は誰だというのだろう。。
私たちが大好きなタイ、
燦々と照りつける太陽、安くて美味しい食べもの、
明るく、親切で、しかも人懐っこい人びと。。
だけど、私たちの知らない暗い闇があることも事実。
ひとつめは、以前から止むことがなく頻発するタイ南部におけるテロ。
これは、イスラム教徒が多い南部マレー民族と仏教徒の対立構造が生んだ不幸な歴史。
独立運動から一部はイスラム過激派と化してしまっているような状況。
どの宗教も人を殺めることなど教えには存在しないのに、人類の歴史において血で血を洗う宗教戦争・抗争がいつの時代も繰り返されるのはなぜ?
私たち日本人の多くが信仰しているのは仏教だが、それでも宗教観が希薄と云われることの多い私たちが仏教を身近に感じる時は、冠婚葬祭、初詣、七五三、願い事がある時などに限られる。
だから本当の意味で宗教が生活に根付いていて、教えに寄り添って一生を終えるような人びとの感覚を理解することは到底できないのだと思われる。
生まれ落ちた時から篤い信仰の下に育ち、人生観・価値観も全てその信仰心の延長にある人たちが、全く異なる概念を持った異教徒から否定されたならば、黙ってやり過ごすことなど出来ることではないのだろう。
宗教における対立・抗争は、すなわち人生を賭けた価値観の戦いであり、絶対に譲れないもの。
そしてタイ南部のテロは、いつバンコクに飛び火してもおかしくないと言われてずいぶん久しい。。
ふたつめは、政情不安から起因する赤シャツ(タクシン派)黄シャツ(反タクシン派)の対立構造。
タクシンの妹であるインラック、その政権崩壊後に誕生した軍事政権とタクシン派は敵対関係にある。
これまでの現地の報道を見るにつけ、軍事政権はタクシン派による犯行の可能性も疑っている節はある。
みっつめは、タイに限らず全世界が危険に晒されている IS イスラム国による脅威。
いま世界中で起きているテロで分かるように、ISだけではなく彼らに影響を受け感化された各地の過激派が起こすケースが非常に増えてきている。。
今回の事件がどれにあたるのかは不明で、現時点ではどこからも犯行声明は出ていない。
ただ既にカオスと化したこの世の中において、もう現実と虚構の区別など無いに等しいのかもしれない。
・・・
今回は楽しくない記事になってしまったことをお詫びいたします
(;ω;*)ゴメンネ・・・
次回より沖縄旅行記を再開する予定です。
それより、今週末からのバンコク旅行がひたすら心配だ・・・<丶´Д`>ゲッソリ
ネタではない。ジョークでもない。
飛行機もホテルもネットで既に支払い済みである(涙)
いや、こういう時こそ日本人の信仰心の底力を見せる絶好の機会!
そう・・・なのか?
本当に?
追記:
8/18 現地時間13時頃、バンコクで2日連続の爆発が発生
BTSサパーンタクシン駅近くの船着場サトーン付近で男が高架橋上の道路から爆弾を投げ込んだが、目測を誤りチャオプラヤー川に落ち水中で爆発。けが人はいない模様。
(後日報:防犯カメラ映像から爆弾を投げ込んだのではなく、前日に橋の上から包みを川に蹴り落とした青いシャツの男がいることが判明)
今回の宿は、サパーンタクシン駅(サトーン)から渡し舟なんすが・・・
いよいよシャレにならん展開になりつつある ヽ(;´Д`)ノヤメテー