タイのリスクについて考える
経済発展が目覚ましいタイにおけるリスクについては、
とかく政情不安が指摘されるのはご存知の通りですね
┐(´~`)┌ ヤレヤレ
現にもう10年近く前から、タクシン派(赤シャツ)と反タクシン派(黄シャツ)に分かれての対立が長く続いています。
前回の騒動後、タクシンは国外追放となり、タクシンの妹であるインラック政権に移行しました。
しかし、そのインラックもタクシンの操り人形であり、タクシンが帰国出来る様に恩赦法案を企てたことなどから政権を追われる結果となりました。
その後は、軍によるクーデターが起きて現在の軍事政権。
しかし、
軍事政権であろうとなかろうと国王が健在ならば問題ない
それがタイの真実。
タイのリスクは国王の健康だけである
タイ国民からの絶大な支持と尊敬を集めるプミポン国王(ラーマ9世)
長生きしてほしいのはやまやまですが今年で87歳になります。
近年は病院での生活も長く、多くの国民が国王の健康を心配しています。
後継者問題も難航しているので、
もしものことがあった場合、かなりの混乱が予想されます。。
かつて国王の健康問題に関する根も葉もない噂が、タイの株式相場に流れた際にはタイ株式相場が10%の下落に見舞われたということです。
国王はそれほどの存在なのです。
王室はタイ人の誇りであり、国王を敬うのは当然なのです。
タイでは平日の朝8時と夕方18時に駅などの公共機関で国王讃歌が流れ、
タイ人はその間動きを止めて忠誠の意と感謝の気持ちを示すのです。
タイのバーツ紙幣には若かりし頃の国王の姿
東南アジアへの進出を計画していたある日本企業、タイを候補筆頭にしながらも政情不安定をリスク材料と判断し、他にもっと良いところはないかと、アジア各国の念密な調査を行いました。
人件費、土地代、家賃、勤勉性、経済の発展性、治安など多岐に渡る調査を実施。
その結果、東南アジアで一番リスクが少ないのがタイだったということが本日のオチです。