別の意味での中国の脅威:チャイナ発アジア広域で猛威を振るうPM2.5の危険性について
PM2.5の猛威
アジアの国を回っていると、明らかに空気が汚れてきているのを実感します。
中国本土には行っていませんが、それでも香港、マカオ、タイなど周辺国は日本以上に大気汚染が深刻化してきています。
特にホテルや、展望台など高さのあるところから街全体を眺めると、数年前に比べて間違いなくスモッグや空気の汚染が増えてきたのがよく分かります。
とかくメディアなどでは、エボラ出血熱や鳥インフルエンザといった感染致死率の高い病気だけが取り上げられパンデミックと化してしまうのですが、このPM2.5のようなじわじわと身体を蝕まれるサイレントキラー的なものが一番怖い気がしています。
PM2.5の定義は、ものを燃やす時の灰や有害物質がガス状になり呼吸器や循環器に悪影響を与えるというもので、大きさが直径2.5μm(マイクロメートル)以下の微粒子なのを指すそうです。
通常鼻から入った微粒子は気管支や肺まで達することは無いのに、PM2.5は小さいので肺胞の奥にまで到達するので、肺がん、ぜんそく、気管支炎、心筋梗塞、呼吸器疾患などを引き起こす影響が懸念されている。
そして、こうしている間にも中国大陸から風に乗って日本にも毎日飛んできています。
自分で行うPM2.5対策:
・私は日本気象協会のホームページでチェックしています
・PM2.5の飛来が多い日は、できるだけ外歩きを控える
・どうしても外出しなければならない時にはマスクやメガネを着用する
【JINS 花粉Cut】花粉などの異物から眼を保護するメガネ
・PM2.5が多い日には、換気をせずに空気清浄機を使用する
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PM2.5の原因の元になっているのは、化学物質と自然のもの2種類に分かれ、石炭や排気ガスもあれば、黄砂や焼き畑農業などが由来のものなどがあります。
花粉症もそうですが、田舎の杉の樹林近くに住む人よりも、都会人の方が症状がひどいと聞いたことがあります。
都心にスギ花粉が飛んできて、そこで排気ガスなどと融合してよりアレルギー性の高い成分に変化してしまうのだとか。
いずれにしても、これから一層、自分のことは自分で守る意識が大事です。
中国企業と日本企業などで現地との合弁会社でも作り、本格的に元凶から絶つ様な対策に乗り出すことが出来れば良いと思うのですが、今の情勢では到底困難ですね。