難攻不落の小田原城 その2
馬出門(うまだしもん)の中に入ると
そこは真四角のスペース
敵が侵入した際に
入口・出口の両側の門を締めて閉じ込め、
外から攻撃を加える構造で造られているらしいです
でも、、心配した様に、
門から、いきなり馬 🐎 が出てきて蹴散らされなくてよかったっす。。
二つ目の門を抜ける
と、
巨大な松の樹々があり、圧倒されます
写真からは今ひとつ伝わらないかもしれませんが、、
これは半端ない大きさ、
何人の人が手を回したら周りを囲めるかってくらい幹の太い立派な松。。
樹齢何年なのか分かりませんが、、
こんな立派な松というのはそうそうお目にかかれない
たしか車で近辺の海岸沿いを走った際に
松林の防風林とか見かけた記憶があるので、
海のそばである小田原では、松は身近な存在なのでしょうか。
途中の住吉橋は工事中だったので迂回ルートで進みますが、
少しずつ勾配がキツくなって来て、バテがちになりました
本当は住吉橋を抜けて
この 銅門(あかがねもん)を通るのが正規ルートとのこと
まるで 戦火のような 印象的な形をした
ビャクシンの名木がある広場を抜けると、、
そこは雪国だった。。
いや、、
あまりの暑さに現実逃避して、、、幻を見ていました。。
正確には、
そこは土壁(つちかべ)だった。。 です。
そこは、
お城の土壁の構造をスケルトンで紹介しています、
分かりやすくて親切です
竹で作った骨組みに、
粘土、藁(わら)、砂を混ぜた土を、
ヒビ割れを防ぐため何度かに分けて塗っては乾燥させ
最後に防火対策として消石灰を塗り仕上げるという
時間と工数を掛けて丁寧に完成させる漆喰塗り(しっくいぬり)の壁
数百年もの昔に、確立していた日本の技術!
素晴らしいですね。
最近では、
この漆喰塗りや珪藻土(けいそうど)が
現代におけるエコロジーとして非常に注目されています。
近くのホームセンターでは
珪藻土で出来たバスマット(水分をしっかり吸収する)とかまで置いてありました。
ようやく本丸へと繋がる坂道です
いよいよ次回は天守閣へと!