一年前のあの日から 〜 エラワン廟@バンコク
またもタイで残念な爆発事案が発生してしまいました (´Д`)ハァ…
タイ南部のマレーシア寄りのエリアは
歴史的な宗教観に起因した問題(イスラム教 / 仏教)で治安が悪いので、
あまり行かれる方は多くはないと思いますが、、
今回は中部のフアヒン、南部でも保養地で有名なプーケットなど
ビーチを抱える人気リゾート地を始めとした5都市で連続爆発事件が発生。
明らかに観光客を狙ってのものと思われます。。
タイ政府は何名かの身柄を拘束したことを伝えると共に
爆発が南部イスラム武装勢力のこれまでの手口に似ていると発表した。
タイは観光立国ですから、
旅行客減は死活問題になるので、
こういう時の手当ては非常に素早いのです。。
しかし、
急いで発表して安心感を与えるのも大事なんでしょうが、、
タイ暫定軍事政権がどこまで事実を把握できているか、発表内容の真偽など、分からないことが多いので本当に怖いです。。
すでに昨年秋口から
ISのメンバー10数人がタイ国内に入国し潜伏しているとも噂されてますし、
あの頃はプーチンの発言に反発し報復の形でエジプト発のロシア民間機を撃墜した後だったので、バンコク内でもロシア観光客を対象にことを起こすのではないか、と注意喚起されておりました。
実際、タイの観光客としてロシアは中国に次いで多いほどですし。
アジア人の多いタイでロシア人は至って分かりやすく目立つので。。
もう地球上に安全な場所は無くなりつつあるのが実情ですが、
それでも自分の身を守るのは自分なので、
できる限りの情報収集と予防に努めるしかないです。
外務省の海外安全ホームページなどを参考にしてください。
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/counter-terrorism.pdf
さて、気をとり直していつものブログです。
以下の写真を見て
どこかで見覚えがあるのを感じた方もいらっしゃるやもしれません。
ここは
BTS駅からセントラルワールド方面に向かって伸びているスカイウォークですが、
ちょうどこの絵で
左側下のエラワン廟から火の手が上がる、
あの連続爆発テロの映像をご覧になった方も多いことでしょう。
あれは昨年の8月17日のこと。
ホントに忌まわしい記憶です。
駅からエラワン訪問へ向かう途中
2015年12月のこの時期は2016年の新春を祝うイベントが準備されていました
徐々にエラワン廟の敷地に近づいていくと、最初に祠があります
このスカイウォークの左下にエラワン廟が・・
いよいよ敷地のエリアに
複雑な思いでビル正面を通過し
爆発テロから3か月半が経過したエラワン廟
多くの人々が訪れていました。。
去年の8月、
爆発テロのわずか4日後に訪れた時には
ぐちゃぐちゃにひしゃげた鉄製のフェンスも
交差点のアスファルトに大きく残っていた爆発の焦げ目も
既に取り除かれて、、
お祈りに来る人たちも戻っており、
昔となんら変わらない姿を見せています
まるで、
そこでは過去に何も起きたことなどなかったかのように。。
しかし、
それでも目をこらすと
後ろの白亜のビルの壁面には
爆発の際に飛び散った鉄球や鉄くずの破片が刺さった跡が・・
かなりの広範囲、高い場所まで
未だに生々しい傷跡としてハッキリと残っている。。
なぜこんな不幸なことが繰り返されてしまうのか
エラワンの神様
どうかこの地の平和と安全が維持されますように
そんな感傷的な気分になってしまうエラワンの真横では
この交差点で見慣れたいつもの景色、いつものバンコクの日常が
タイの人は良くも悪くも刹那に生き、楽観的で過去を引きずらない
今のこの人たちにとっては公道レースの方がはるかに重要なのだろうか
そうして今日もいつものバンコクの時が過ぎていく