連続爆発テロ発生後のバンコクは今・・海外旅行で注意すべきこと
そんな訳で行ってまいりましたBKK(AKBじゃなくてバンコックの略ね)
先週金曜日から水曜朝までの実質5日間。
渡航のわずか3〜4日前に連続爆発テロが起きてしまったけど、所用のためにどうにもならずに出掛けた旅でした。orz ガックシ・・
今となっては、何より無事に帰ってこれたことに感謝しています。
詳細については、今の沖縄旅行記が終わってから順次アップしていこうと思いますので少々お待ち下さい。
危ないところは避けようと心に誓った旅ではあったので、サイアムエリア(特に今回爆発のあったエラワン廟、過去にいろいろあったセントラルワールド、ビッグC、サイアム〜チットロム駅の界隈)、BTSとMRTの接続ポイントであるアソーク駅周辺などに近づくことはしませんでした。
危険かそうではないかという基準で捉えれば、日本より安全な海外はない訳で、バンコクにおいても同様に、どのエリアも考えようによっては危険な要素が内在します。
比較的安全と言われている日本人が多く住むプロンポン駅周辺だってベンチャシリ公園はデモの集会所ですし、日本人に馴染みのタニヤにしてもすぐそばのパッポン通りは観光客を狙った騒動を起こすなら真っ先に狙われやすいエリアなのは間違いありません。
だから、海外に行った際、安全な日本と異なる環境に身を置くとなると、最終的に頼るべきは自分の本能や勘(物事を直感的に感じる能力、第六感)になります。
危ない雰囲気を感じる、なんか嫌な予感がする、その場所に流れる空気が合わない感じ・・・
例えば日本でも、通勤ラッシュ時の都心の満員電車、ぎゅうぎゅう詰めに押し込まれ、無言の車内はストレスMAXでイライラの雰囲気が漂い、ちょっとしたことでどこかで喧嘩が起きそうな嫌〜な感じ・・・その場に流れる気を感じてしまう・・・こんなことありませんか?
それから、人相学ではないですが、日本でも海外でも悪いことをする人、騙そうとして寄ってくる人は不思議と顔に出るものです。
日本語が達者な外国人、あるいは海外で気安く近寄ってくる日本人ほど危険なものはありませんので、ここにも注意が必要です。
そこには必ず何らかの思惑が潜んでいると思ったほうがいいです。
彼らは人の心の隙を突いてきます。
安易に気を許し、いらぬトラブルにまきこまれることのないよう注意したいものです。
そんな中で今回、危険エリアは避けたとはいえ、2回目の爆発のあったサパーンタクシン駅そばの船着場サトーンは毎日使っていました。
理由は、
- 宿泊先がミレニアムヒルトンだったので、そこから無料ボートでの移動であったこと(バンコクのリバーサイドホテルは全てここから渡し舟での移動)
- 爆発直後のため厳戒警備体制が敷かれていると現地で報じられていたこと
- 観光客だけではなくバンコクの人たちの日常の足としての場所
- 下手にタクシーに乗り名物の渋滞にはまっている時にBOMBのほうが遥かに危険
- こんな状況の時にタクシーのボッタクリやしつこい交渉に遭遇したくもない
- タクシーを嫌がりトゥクトゥクやバイタクを選べばもっと無防備で危ない
- 廃止の発表から数年経過し、その兆候すら見えないサパーンタクシン駅だけどアクセス利便性の問題で自分が行くのもそろそろ最後になりそうか
などなどです。
しかし、当然ながら、
ここでも自分の本能、危機意識に全てを賭け、現場に降り立った時に少しでも危うい感じがしたら直ぐに立ち去ろうとは思っていました。
旅の詳細については後日をお待ちいただくとして、
全体の印象としてバンコクは普段の落ち着きを取り戻していました。
BTS駅や主要拠点への警官の配備やデパートなどの手荷物検査等、従来より厳しくなっている印象は否めないものの、それが観光客の旅行での楽しい気分を壊したり不安を煽ったりすることのないレベルで配慮されている感じを受けました。
AKBが参加予定だった今月末開催のJAPAN EXPOは、安全上の理由から来年1月22日〜24日へと延期になってしまったそうですが。。。
第一回目のJAPAN EXPOは昨年8月に開催され25万人ほどの来場者数で大盛況だったとのことですが、こうした両国の架け橋となるイベントが、卑屈な爆発テロのせいで勢いを削がれてしまうのも悲しいものです。
今回30万人の来場者を見込んだ一大イベントですが、場所がセントラルワールドじゃ、爆発のあったすぐ横なので、さすがに致し方ないでしょうね。
宣伝用に外装・内装ともきれいにラッピングされたBTSが物悲しい。。
でも・・車内の広告のどこにも「延期」となっていないのは大丈夫なんだろうか?
これでは親日のタイの人たちは当日セントラルワールドに出かけてしまうのでは?
例えばスワンナプーム空港からの鉄道エアポートリンク。
以前はエクスプレス(急行 90B)とシティライン(各駅停車 45B)の2種類が運行。
その後エクスプレスが休止された後も、なぜか倍の値段のエクスプレス券売機がそのまま買える状態に放置されていたりと、ここら辺が「タイちっく」な感じでしょうか。
現地テレビの画像
すでに連続爆発から1週間が経過しました。
情報が錯綜し、犯人の特定までは無理としても、未だどの勢力かという手掛かりにすら近づけていないように見受けられます。
世界有数のすばらしい観光地としてのバンコクを1日も早く取り戻すために、なんとか早期解決に期待をしたいと思います。