WOWOWで映画「バンコック・デンジャラス」を観た
ニコラス・ケイジ主演のこの映画
日本では2009年に公開されたが、バンコクが舞台の映画があることなど全く知らなかった。
アメリカでの公開が前年の2008年だから、2006〜2007年頃のバンコクで撮影されたものなんでしょうか。
殺し屋稼業の話だからアクションシーンが多いが、ところどころにバンコクゆかりの場所が出てくる。
きらびやかな夜のバンコク、MBKマーブンクロンセンターや水上マーケットなどなど。
殺し屋ジョーが、自分の仕事を紹介するナレーションから、映画が始まる。
「いつも一人で孤独だから寂しいが、、
世界中に出かけられて、報酬はいい」
そして、この仕事からの引退を決意して、最後に受けた仕事がバンコクでの暗殺。
そのバンコクについて主人公は以下のように紹介する。
「バンコックは猥雑で、堕落した街」
これは・・・
言い得て妙かもしらん
少なくとも、夜の世界で快楽に身を委ねとかの表面的な下世話は置いといても、
あの街には「人をダメ人間にしてしまう、堕落させる空気」がいっぱいあるのは確かだ(笑)
- ゆったりと流れる時間
- 外国にも関わらず何かに抱かれているような妙な安心感
- 何もせず時が只々過ぎてゆく心地良さ
- マイペンライ、ことなかれの精神
いまや、あんな大都会になったのに、セカセカした空気はなく「あるがままを受け入れよう」という雰囲気で満ちている。
太古から根付いたシャム気質は「暑い中で無理をせず木陰でヤシの実が落ちるのをただ待とう、だいじょうぶ、空腹で死にはしない」という精神となり受け継がれた。。
食べ物はうまく、そして安い。生活費もリーズナブル。
なにも高みを目指さなくとも、今がよければ良いではないか・・・
という危険な誘惑に満ち満ちた世界感。
そう、廃人への誘い(いざない)
ところで、
Bangkokをバンコクと訳さず、バンコックにしたのは評価に価すると思う。
英語のカタカナ表記による問題点については枚挙にいとまがないのですが、もう「綴りをローマ字読みして本来の発音とかけ離れたカタカナを無理に割り振る」のはやめたほうがいいですね。
どこかで読んだ本には、
それでも
Thank you を サンキュー としたのは奇跡的な好プレーであって、
従来の通りなら、サンク ユー としてもおかしくなかった。
さらに通じない日本人英語が蔓延する恐れがあった(笑)とか書いてありました。
でも「サンキュー、サンキュー、ご苦労さん」とか言うのは日本人だけで、発音重視のカタカナならセンキューの方が近いのですが。。
(・∀・)ノ三G[■]コーヒーノメ!!
ハロー→ヘロー、アップル→アポー、コンピューター→カンピューター、メール→メイル、ケーキ→ケイク、ラジオ→レイディオ、ステンレス→ステインレス
なんてのは、まだかわいい方で
ワクチン→バクスィーン、ラベル→レイボゥ、ビタミン→バイタミン、スタジアム→ステイディアム、パトリオット→ペイトリオット、ペヤング→ペアでヤングなソース焼きそば
なんてのは絶対に外人に伝わりません。
なんでそうなった?
もしかして、これもタイのピーのしわざか?
それはそうと、海外に行くと感じること
私たち日本人の英語力もデンジャラスですね(相手を危機に陥れる意味で)
「超ヤバイ」と意訳してください
もちろんいい意味のヤバイではない(笑)