日本にあるタイ料理店
かつて有楽町に「チェンマイ」という老舗タイ料理店があった。
日本で一番最初にオープンしたタイ料理のお店。
日本人向けではない本格的な料理と本場の辛さと相まってかなりの人気店だった。
当時、地下に通じる階段には行列ができるほど繁盛していたのだが、
残念ながら現在は閉店して無くなっている。
思えば、自分がタイなどに一度も行ったことがなかった時から
気に入ってちょくちょくお店に行っていた。
青唐辛子を知らずに食べて大変なことになったり・・
見たこともないような珍しい料理に挑戦してみたり。
その時々の経験がタイ料理を好きになるきっかけだったのかもしれない。
そういえば、思い返してみればお店の中はいつもワイワイガヤガヤ活気があふれていた。
お客は日本人ばかりなのに、何だか振り返ると懐かしいタイの雰囲気だったような。。
灼熱の太陽の下、汗を流しながらバンコクの屋台で食べる料理もある。
そして、有楽町の地下で、タイ本場の料理人さんが作りタイ人おばちゃんが
給仕してくれる老舗の名店で食べる料理も確かにあった。。。あの頃。
当時の日本には、今よりもっと熱気があったような気がする。。
現在ではすっかり日本でも馴染んで当たり前になったタイ料理。
あちこちにお店があり、それなりにおいしいレベルの料理が食べられる。
そういうお店に入ったりすると、
何故かふとあの当時を思い出し回想にふけることがある。