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バンコクに行きタイ

タイ・バンコクの旅行記などを中心に書いています(・∀・)

タイ バンコク連続爆発テロ捜査状況の時系列まとめ

8/17にエラワン廟そばラチャプラソン交差点、8/18にBTSサパーンタクシン駅近くの船着場サトーンと、2日連続で起きた爆発テロ。

 

その後のタイ警察による捜査状況が進んでいますので、まとめてアップデートします。

 

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 発生直後はまったく手がかりも掴めずに進展もなく、一時は迷宮入りの懸念もされたものの、タイ警察の威信をかけた捜査により8月後半からは連日のように進捗があり、徐々に事件の全容に近づいてきている感があります。

 


 

8/27 続報:

タイ警察が2度目の爆発が起きた運河で白い包みを蹴り落とす不審な行動をしていた男に逮捕状を取る方針。

防犯カメラの映像によれば不審な行動は爆発前日17日夜であり、1度目のエラワン廟爆発の30分後。

さらに手に持った携帯電話でトルコなど海外で契約された3つの携帯番号に、ローミングをして電話していたことなども判明。

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8/28 続報:

タイ警察はウイグル人イスラム教徒3人から事情聴取していると述べた。

不法入国のウイグル人を中国に強制送還した逆恨みによるものか?

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8/29 続報:

タイ警察は本日爆弾テロの容疑者とみられる男をついに逮捕。

似顔絵の容疑者に似た男がいるとの通報から現場に踏み込み身柄を拘束した。

(現地情報も錯綜しており、その後に通報ではなく現場付近からトルコ等への海外ローミング携帯電波をキャッチしたことが踏み込むきっかけと報じられた)

男はトルコ国籍の偽造パスポート他数種類を所持しており、アパートの部屋からはエラワン廟の事件で使われた爆弾と同じタイプの部品が見つかったことで犯行グループの一員であるとの見方をしているが、この男が実行犯の黄色いシャツのバックパック男(映像公開当初からカツラ等での変装の可能性も指摘)かどうかはまだ分かっていない。

 

アデム・カラダク容疑者

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8/31 続報:

タイ警察は31日、男が逮捕された部屋とは別のアパートで爆弾の材料が見つかった部屋を借りていたとして、事件に関与した疑いでタイ人の女と部屋に滞在していたとみられる男1名の逮捕状を取っていたが、タイ人女性ワンナー・スアンサン容疑者を同31日に逮捕した。

※現地情報が錯綜しており、一旦は上記のように逮捕の報道が各社から出たにもかかわらず、女はトルコに夫と共に住んでいるなどと報じられ、まだ身柄拘束には至っていない模様。

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9/1 続報:

タイのプラユット暫定首相は1日、エラワン廟 爆発テロの実行犯と見られる男をタイとカンボジアの国境付近で逮捕したことを明らかにした。

容疑者をヘリでバンコクに輸送中とのこと。

バンコックポスト紙によると逮捕したのはカンボジア警察で、その後タイ警察に容疑者の身柄を引き渡したという。

 

ユスフ・ミーライリー容疑者

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9/2 続報:

このガンボジアで拘束された男が所持していたパスポートは中国もので「新疆ウイグル自治区」の記載があったという。偽造ではなくパスポートの記載が事実であれば、7月のタイによる不法入国ウイグル族の中国への強制送還への報復が目的と見られる。

 

 

9/4 続報:

タイ警察は、タイ南部でタイ人を逮捕し取り調べを行っている。

タイ南部ではマレー系イスラム武装勢力による独立運動が盛んだが、この容疑者は先に指名手配されたタイ人女性ワンナー・スアンサン容疑者と電話で連絡を取り合ってウイグル族のタイ経由でのトルコへの密入国に関連した疑いとのこと。武装勢力との接点は今のところ見つかっていない。

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これまで、ウイグル族による強制送還への報復の線が濃厚と見られていたが、ここにきて一転、もし南部イスラム武装勢力までが加担していたとなるとすれば、事件は複雑怪奇な様相を呈することになる。

 

 

9/5 続報:

タイ警察は、1日にカンボジア国境付近で逮捕したユスフ・ミーライリー容疑者が、中国の教育機関で化学の学位を取得したとの情報を得ていることを明らかにした。

容疑者は逮捕された際に、新疆ウイグル自治区生まれとされる中国のパスポートを所持、手荷物には化学物質アセトンに関する文書を持っていたとされており、爆発物製造に関しても何らかの関与が疑われている。

 

 

9/7 続報:

カンボジア国境付近で逮捕されたユスフ・ミーライリー容疑者が「爆弾を製造し、それを実行役の男に渡した」と自供したことをタイ警察関係者が明らかにした。

つまり、この男も「実行犯とみられる黄シャツのバックパック男」ではなかったことが判明。

 

 

9/8 続報:

ユスフ・ミーライリー容疑者が「首謀者はイザーンという名前の中国人だ」と供述していることが分かった。

「首謀者は事件前日の8/16にスワンナプーム国際空港から出国した」とも話しており、供述によれば爆発テロには6人が関与し、イザーンが通信アプリ:ワッツアップで共犯者たちと連絡を取っていたが、共犯者同士はお互いに知り合いではなかったという。

イザーンという名前についても当然ながら偽名(ニックネーム)の疑いが持たれている。

 

 

9/9 続報:

タイ警察は現場検証のため、ユスフ・ミーライリー容疑者をエラワン廟近くの交差点付近、セントラルワールド等に連行し当日の行動などを確認。

容疑者は警察の取り調べに素直に応じているが、これは中国への強制送還を強く拒みタイでの服役を希望している理由からとされている。

タイ警察は、イザーンと呼ばれる主犯格の男が事件前日の8/16にタイからバングラディシュに出国したという見方を明らかにした。

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9/10 続報:

8/29にバンコク内のアパートで逮捕されたアデム・カラダク容疑者が「主犯格の中国人が、タイ政府のウイグル族の中国への強制送還に怒って計画した」と述べていることが明らかになった。

そして、このイザーンと呼ばれる中国 新疆ウイグル自治区を出生地とするパスポートを持参する男の顔が初めて公開された(周りの様子から、スワンナプーム国際空港のイミグレーションでの画像とみられる)

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また、タイ警察は9/1に逮捕したユスフ・ミーライリー容疑者が、カンボジア国境から入国する際に入管職員に賄賂を渡して便宜を図ってもらっていたとして、職員6名を更迭することを明らかにした。

 

 

9/11 続報:

タイ警察は、実行犯とみられる「黄色いシャツのバックパック男」がマレーシアに逃亡したとみて、捜査担当者を同国に派遣したことを明らかにした。

また「主犯格のイザーン」についてはバングラディシュを経由して中国に渡ったことが、バングラディシュ警察の話で伝えられ、男は8/16に中国旅券でバングラディシュの首都ダッカに入り、8/30の飛行機で北京に向かったことが明らかになった。

 

タイ政府の資金洗浄対策局は、爆発テロの犯行グループとみられる複数人が国外からの銀行振り込みで合計 約140万バーツ(約470万円)を受け取っていたことを掴んだ。

銀行口座は10口座で、タイ人女性ワンナー・スアンサン容疑者が8口座、トルコ人の夫が1口座、ユスフ・ミーライリー容疑者が1口座で、テロの資金だった可能性が高いとみて捜査を進めている。

 

 

9/12 続報:

タイ警察は主犯格の「イザーン」と呼ばれる男に対し、軍事関連物資不法所持の疑いで逮捕状を取った。

男の名前はアブドサター・アブドルレーマン容疑者で中国 新疆ウイグル族。

タイ政府が中国側に連絡を取り、入国していた場合は身柄をタイに引き渡すように求めている。

 

 

9/13 続報:

イザーンの追跡に関して、バングラデシュからインドのニューデリー乗換えで北京に向かう航空券を持っていたが実際は中国に入国しておらず、ニューデリー以降の足跡が掴めていないことが判明した。

なおタイ警察は、先に発表したイザーンがウイグル族であるという発表を撤回し、メディアに「ウイグル族」であることを使わないように要請した。

理由は伝えられず、新たな情報が発覚したか、あるいはウイグル族に刺激を与えない配慮などかは不明。

合わせてイザーンの新たな写真を公開した(先の写真とだいぶ異なる印象だが、犯人が逃亡する時はこういうものだろうか)

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タイ警察は、バンコク ディンデンの女学生用アパートを捜索し女3人の身柄を拘束した。

この部屋に爆弾材料が隠されているとの情報や容疑者がこの部屋に立ち寄った疑いがあるためとしている。

 

 

9/14 続報:

タイ政府は、新たなテロの脅威に対応するためにセキュリティ省の新設を協議していることを明らかにした。

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先月の連続爆発テロは、タイによるウイグル人の中国への強制送還に対する報復の可能性が取りざたされているが、これがウイグル族によるものではなく、人身売買ネットワークによる犯行だと仮定した場合には依然としてテロの脅威は収まることはないと述べている。

またイスラム国は、東南アジア各国への進出に積極的であり、エージェントがタイに潜入したことを示唆する情報もあることから国際的なテロリストの脅威にも直面している。

このような国際犯罪やテロに迅速に対処するためにセキュリティ省を新設することを計画している。

 

マレーシア警察、爆発テロ関与の疑いで3人を逮捕

マレーシア警察は、バンコクでの爆発テロ事件に関与した疑いで、マレーシア人2名とパキスタン人1名(内訳:男性2名、女性1名)の3名を逮捕したことを明らかにした。

数日前に逮捕されたがアイデンティティ不詳のため未発表だったとのこと。

マレーシア警察はタイ警察と連携しているが、容疑者の身柄をすぐタイには送還せず、現在のところはマレーシア内で捜査している。

この逮捕者の中に、黄シャツと青シャツの実行犯が含まれているか否かは不明。

 

タイ警察は、事件首謀者の「イザーン」がトルコに逃亡していることを明らかにした。

事件前日タイからバングラデシュへ出国後、インド・ニューデリーからアラブ首長国連邦・アブダビ経由でトルコ・イスタンブールに入国したことを掴み、捜査員をトルコに派遣して行方を追っている。

 

 

9/15 続報:

タイ警察は、イザーンが国際間でウイグル人身売買ネットワークを主導していたと述べた。ウイグル族のタイ経由でトルコへの密航を行う違法組織。

昨年5月、タイ南部マレーシアとの国境付近にてミャンマーのイスラム教 少数民族ロヒンギャと見られる大量の遺体が土中から見つかった。密航中に人身売買組織に捕らえられ、身代金が親族から支払われずに虐待や衰弱で死亡したと見られている。

このことがきっかけとなり、タイ警察が人身売買組織の本格的な取り締まりを開始したため、6月のウイグル族の中国への強制送還なども含め、ビジネスに打撃を受けた組織側が報復行為で爆発テロを起こした可能性との見方を明らかにした。

 

 

9/17 続報:

タイ警察は、爆発物不法所持の容疑でパキスタン人の逮捕状を請求した。

この男は爆発物の材料が押収されたたバンコク内のアパートに、ユスフ・ミーライリー容疑者と共に出入りしテロ資金の管理などを担当していた疑い。

 

 

9/20 続報:

タイ警察は、2度目の爆発があった船着場サトーンの実行犯とみられる「青シャツの男」の似顔絵を公開した。現在すでに国外へ逃亡したと見て行方を追っている。

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中国新疆ウイグル自治区からトルコへの複数の密入国ルート

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9/21 続報:

マレーシア警察が連続爆発テロ事件に関与した疑いのある男2名を拘束し、タイ警察に容疑者の写真と共に連絡してきたとのこと。

この2名は、エラワン廟の爆発実行犯とみられる黄シャツの男と、船着き場の実行犯とみられる青シャツの男とのことで詳しい確認を進めている。

 

 

9/22 続報:

マレーシア警察は、イスラム教徒のウイグル族を含む8人がエラワン廟爆発テロの疑いでマレーシア国内で逮捕したと発表した。

内訳はマレーシア人が4名、ウイグル族出身の外国人が4名。

ウイグル族とされる容疑者はマレーシアに違法入国しており、パスポートは保持していたが本物か否かは明らかになっていない。

 

 

事件後、エラワン廟で祈りを捧げる人々

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9/24 続報:

タイ警察は、8/29にバンコクのアパートで逮捕したアデム・カラダク容疑者が「犯行現場に爆弾を置いた」と供述していることを明らかにした。

但し、男の供述はこれまで何度も変遷しているため実行犯の断定には至っていない。

 

 

9/26 続報:

タイ警察は、8/29にバンコク内のアパートで逮捕したアデム・カラダク容疑者をエラワン廟での爆発テロの実行犯(黄色いシャツのバックパック男)であると断定したことを発表した。

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また、タイ警察はこの容疑者をエラワン廟の犯行現場に連行し実況見分を行った。

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9/28 続報:

タイ警察は、爆発テロ容疑者のタイ人女性ワンナー・スアンサンの旅券の無効化を外務省に請求したことを明らかにした。

ワンナー・スアンサン容疑者はトルコ人の夫と共にトルコ滞在中に指名手配され、当初は捜査に協力するため出頭の意向を示していたが、その後に所在不明となっている。

 

 

10/2 続報:

アデム・カラダク容疑者の弁護人は、同容疑者が8/17にエラワン廟に爆弾入りのバックパックを置いた実行犯であることを認めたことを明らかにした。

犯行時には長髪のカツラとメガネで変装していたとのこと。

これまではタイ警察による取り調べの中で自供したと伝えられていたが、弁護人に対しても自らが犯人であることを認めたことが判明した。

 

 

10/19 続報:

タイ警察はバンコク連続爆発テロについて「捜査を終結する」と宣言した。

終結宣言により事件からのイメージ回復を図ることと、ウイグル族が犯行グループと見られることから中国への配慮などが背景にあるものと思われるが、突然の幕引きに国内外からの反発は必至と見られている。

 

 

途中経過まとめ:

ユスフ・ミーライリー容疑者の9/8の供述「爆発テロには6人が関与」を元に考察すれば、犯行グループとして想定されるのは、以下のメンバーか?

  • イザーン(逮捕状:主犯格、バングラディシュ経由で中国へ逃亡中)
  • ユスフ・ミーライリー(カンボジア国境付近で逮捕済み)
  • アデム・カラダク(逮捕済み、エラワン廟:黄シャツのバックパック男)
  • タイ人女性ワンナー・スアンサン(逮捕状:トルコ在住)
  • ワンナー・スアンサンが借りていたタイのアパートに住んでいた男(逮捕状)
  • 青シャツの男(2回目の爆発:船着場サトーンの実行犯)

 

関与が不明なメンバー

  • ワンナー・スアンサンのトルコ人夫(トルコ在住)
  • タイ南部で逮捕されたタイ人(ウイグル族をトルコへ密入国させた疑い)

 

但しタイ警察の見立てでは、一連の爆発テロ事件に関与したのは少なくとも10名程度の犯行グループとみている。

 

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