タイの警察がセグウェイに乗って旅行客を笑わそうとしている?件について
皆さんはスワンナプーム国際空港でセグウェイに乗って颯爽とパトロールしている警察官を見たことがありますか?
「見たことない」
っていう方でも、実はすぐ側を気付かず通り過ぎてたりしてますよ、きっと。
結構頻繁に目にします。
スワンナプームに到着すると皆ワクワクし気分が高揚するので、あまり周りが気にならず目に入っていないケースがありえます(笑)
次回からは、興奮を抑えてよくあたりを見渡してみましょう!
でも、これって・・・
POLICEの横にはTOURISTと書いてある。
そっか、ツーリストやポリスが勝手に使える足なんだ〜
このおじさんが、ただの警官コスプレした旅行客だったら一番笑えるのですが。
正解は・・・
TOURIST POLICE (ツーリストポリス)
つまり、空港で旅行客の安全を守るための治安維持活動が彼らのミッションです。
なんか、ちょっと微笑ましい光景でありますが、
セグウェイを導入したのは空港が広いからなんですかね?
日本の警察が同じことをしたら悪人になめられそうです。
幸いにも私、まだタイ警察にお世話になったことや、逆に助けて頂いたこともございません。
でもマイペンライのお国柄なのか、厳粛な日本の警察(まあ、最近はそうでないかもしれませんが、、奈良県警の不祥事とか)では考えられないことも日常茶飯事であったりするようです。
交通違反を見つけても、袖の下(賄賂)を要求して受け取れば見逃すとか、いろいろと悪評も出たりするのがタイ警察。
真偽は定かではありませんが、日本人の旅行客でも路上でタバコをポイ捨てしたら「タイ警察だけど罰金2000バーツを払え」と払わされたとか、いろんな話はあるようです。
この場合は旅行者にとって、ホントの警察か、あるいは警察を装ったなりすまし者かの区別がつかないのが厄介な問題のようですが。
- でもね、やる時はやるのがタイの警察、
- やる時でもやらないのが松坂大輔(ホント頼むよ!)
この前のタクシン派(赤シャツ) vs 反タクシン派(黄シャツ)の時には、このように緊張感たっぷりの警備体制。
あれだけ死者が出るほど激しかったので当然ではありますが。
でも、この前のインラック政権崩壊の時の混乱は、その数年前 2008年頃のタクシン自身の時に比べるとぜんぜんだった気がしてしまうのは、あの当時の印象があまりにも強すぎて鮮明に脳裏に残っているから!
暴動が制御不能なまでにエスカレートし、バンコクの街の中心部で焼き討ちが発生
煙に包まれるバンコク中心地
空爆後のような無残な状態になったセントラルワールド
ZENのロゴが悲しく見える
あの頃はもうバンコクは無理だな、という確信すら感じたもの。。
スワンナプームは閉鎖され、あの当時の暴動は明らかに度を越したものだった。
それでも、「その前の良かった時代のバンコクを知りえたことを幸運と思うしかない」と自分に言い聞かせていた。
タイの歴史は政情不安の歴史でもある。
はたして現行の軍事政権から次期政権へのテイクオーバーがうまくいくか否か、
それが将来に渡っての試金石になるかもしれない。